4 フェルナンダ・ポルト「フェルナンダ・ポルト」
FERNANDA PORTO [FERNANDA PORTO] `03
声も不安定で唄も荒いが(ブラジル音楽にしては、という意味)何しろ音が新しい。得にギターの扱い方がメチャクチャかっこいい。参考にさせてもらってます。
5 スタンリー・スミス「イン・ザ・ランド・オブ・ドリーム」
STANLEY SMITH [IN THE LAND OF DREAM]`02
いいなー。こういう懐が深く、味わい深ーい音楽やりたいな。枯れてて、でも艶やかで、楽しくて、でもちょっと悲しくて、甘くて苦くて、芳醇なワインのようなふくよかな音楽。アメリカ南部だからバーボンか。
7 ジャック・ジョンソン「オン・アンド・オン」
JACK JOHNSON [ON AND ON] `03
今回選んだ10枚のなかで唯一年下の男の子。トニー・ゲレロもそうだが、スポーツと音楽の垣根がなくなるのは素晴らしい事。俺も何かスポーツやろうかなっと。彼の作った映像も観たが、波、波、波だらけのシーンが長々と続いて中々面白かったよ。
8 カーキ・キング「エヴリボディ・ラヴズ・ユー」
KAKI KING [EVERYBODY LOVES YOU]`03
片田舎にこんなに驚異的なギターテクニックを持ってる23才の小娘がいるんだから、アメリカは広い。アコギ一本のインストアルバムは珍しくないが、これは面白い。リリカルでいてパンキッシュ。オチャメだが思慮深い。アレックス・デ・グラッジなどの影響を受けているらしいが、俺はブルース・コバーンに似た雰囲気を感じる。
次点ローリー・アンダーソン「ライフ・オン・ア・ストリング」
LAURIE ANDERSON [LIFE ON A STRING]`01
ローリー・アンダーソンって人、前はインテリなイメージが鼻に付いて好きじゃなかったけど、これはいいぞ。何せ参加ミュージシャンが腰抜かす。ジョーイ・バロン、ピーター・シェラー等のニッティング・ファクトリー系が脇を締め、ヴィニウス・カントゥアリアがボサノバを、ビル・フリゼールがアンビ・ギターを、ミッチェル・フルームがキーボードを、ハル・ウィルナーがプロデュースを、旦那のルー・リードがA・ギターを、さらにヴァン・ダイク・パークスが「ソングサイクル」並のオーケストラを奏でる。この、頭くらくらする程の曲者連中を一気にねじ伏せ、一本の筋を通し、淡々と唄う。この腕力たいしたもの。